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【ドキュメンタリー:おいしいコーヒーの真実 】華やかな世界裏の暗い現実

こんにちは!

 

最近、カフェで読書にはまってますが、読書のお供に必要なもの・・・コーヒー!!

 

みんなの生活にリラックス効果を与えてくれるコーヒー!

 

食後やおやつタイムに飲むコーヒーのおいしさは何とも言えません!

 

今回はそんなコーヒーの原料となるコーヒー豆とその生産者に関するリアルなお話。

この映画では初めて取り上げるドキュメンタリー映画になります。

 

この映画を観ると、コーヒーを飲む時、生産者に感謝の気持ちが芽生えてくるようになりました。

 

日本で当たり前のように飲めるコーヒーが、様々な人達の汗と苦労によって成り立っていることを知って頂ければ幸いです!

 

では皆さんをコーヒー豆の生産現場へご案内します。

 

https://movies.yahoo.co.jp/movie/330149/review/

2006年, アメリカ/イギリス

おいしいコーヒーの真実

 

★この映画で体験できること

・コーヒーがある華やかな生活の裏側にあるコーヒー豆生産者たちの苦悩に満ちた日々

・コーヒー豆生産者が少しでも豊かになるよう奮闘する男の仕事ぶり

 

★あらすじ

コーヒーの需要をコントロールしてきた国際コーヒー協定が1989年に破綻。

それ以来コーヒー豆の価格は急落し、コーヒー豆は不当な価格で買い叩かれている現実がある。

 

国の経済をコーヒ豆が支えているといっても過言ではないエチオピア共和国。

ここのコーヒー豆生産者たちもみな、この現実問題に苦しんでいる。

 

これだけ世界中で消費され、多額の経済効果を生み出すコーヒーだが、

その生産者たちが、コーヒー豆生産で得る収入は驚くほど少ない。

 

重労働、低収入のため、子供たちに満足な生活をさせてあげられない・・・

 

そんな事態を改善すべく立ちあがったコーヒー農協連合会代表タデッセ・メスケラの奮闘と、コーヒー豆生産者、アフリカ大陸の深刻な貧困問題を追ったドキュメンタリー。

 

★この映画の注目ポイント

・我々が支払ったコーヒーの代金はどこへ?深刻なコーヒー豆の経済事情

 エチオピアで生産されるコーヒー豆は、輸入業者の買い付けや農協を通じた輸出により取引されています。

 しかし、輸入業者によるコーヒー豆の買い叩きや、複雑な流通システムによる中間業者の多さに起因するコスト増で、生産者たちは儲からない現実があります。

 

一番衝撃だったのは、先進国のコーヒー一杯の末端価格25ブル(※3米ドル)に対し、コーヒー豆1kgの買い取り価格が良くて2ブル(0.25米ドル)!

 

※2005年当時のレート

 

なんとコーヒー80杯分のコーヒー豆が、コーヒー一杯の販売価格の1/10以下で買い叩かれているのです。

 

コーヒー豆を育てるしか選択肢のない農民もいる中、いくらコーヒー豆生産を頑張っても、子供を学校に通わせることすらできない。

 

働けば働くほど、疲弊し貧困になっていく現実。

 

ついにはコーヒーの木の栽培を辞め、もっと高く売れる違法薬物の葉を育て始める人達。

 

先進国の人々の華やかなコーヒーブレイクの裏側では、深刻なアフリカ諸国の貧困問題があることを知りました。

 

・コーヒー豆生産者を救うため世界中を飛び回るタデッセ・メスケラの奮闘

 このコーヒー豆の価格破壊と貧困問題に立ちあがったのが、コーヒー農協連合会代表タデッセ・メスケラ。

 

 彼はエチオピアのコーヒー豆が、※フェアトレード(公正な取引)で世界中に流通できるよう、コーヒー輸入会社への交渉やコーヒー展示会での売り込みのため、世界中を飛び回っています。

 

 そして常にエチオピアのコーヒー豆生産者たちを励まし続け、尽力している姿が印象的です。

 

 劇中、終始穏やかな彼ですが、時折インタビューなどで理不尽なコーヒー豆取引への内なる怒りを感じたのは僕だけでしょうか??

 

コーヒー豆生産者の地位向上を目指し、戦い続ける彼の仕事ぶりをぜひ観てみてください。

 

フェアトレード

途上国の農産物品などを公正な価格で取引きし続け、生産者たちの貧困解決や経済的自立を目指す活動。

 

 

この映画の注目ポイント!!
コーヒー豆生産者の地位向上を約束するタデッセさん。
自国の発展に繋がる重要なお仕事

●まとめ

いかがでしょうか?

 

今回はリアルな世界をありのままに映すドキュメンタリー映画をご紹介しました。

 

普段飲んでいるコーヒーがどこで誰が生産し、加工しているのか?そんなこと考えたこともありませんでした。

 

しかしこの映画を観て以来、コーヒーを飲む時にそんなことを想いながら味わい飲むようになりました。

 

またコーヒー豆の生産国を見るのも面白い。

 

あっこのコーヒーはコロンビア産だ!ベトナム産だ!エチオピア産だ!

 

そんなことを意識するだけでもコーヒーを飲むのが一段と楽しくなります。

 

しかし、この映画の中でもあるようにコーヒー豆生産には暗い現実が・・・

 

フェアトレードという活動が世の中にはありますが、

 

遠く離れた大地でコーヒー豆を生産してくれる人達へできる感謝、貢献の一つがフェアトレードコーヒーを購入することだと思います。

 

フェアトレードコーヒーにはラベルにその旨が書いてあります!

 

皆さんもコーヒーを買う時はぜひ意識してラベルを見てみてください!

 

それでは!

あなたと生産者のコーヒーライフがもっと豊かになりますように!

世界のコーヒーの世界へ行ってらっしゃい!!